子どものけがにはキズパワーパッド【絵を描くと可愛くなる】
次女が溝にはまった。
子どもというのはどうして前を見て歩かないのだろう?と思う。
子どもの注意力のなさは、子育てをしていくうえでの一番の疑問かもしれない。
今はもう母子手帳を持ち歩くこともないが、子どもたちの母子手帳には「チャイルドビジョン」という項目があった。
チャイルドビジョンのページをコピーして切り取り、折り紙のように組み立てると箱メガネのような形になる。
大人がそのメガネをつけて見える範囲が子どもの視野だそうだ。
一度夫と試してみたのだが、本当に視野が狭い。
はっきり言って左右なんて全く見えないんだから、道路に飛び出してしまう子どもの気持ちも分からなくはない。
しかし、うちの子どもたちは左右を見ていなければ前もみていない。
一体何を見ながら歩いているのかと思うのだが、どうやら道路に生えているねこじゃらしやたんぽぽを見ながら歩いている様子。
時々、お空の飛行機もみている様子。
そりゃ、溝にもはまるわな・・・。
次女が溝にはまった時は母と手をつないでいたので、完全に落ちることなく母が拾い上げることができた。
膝を2か所すりむいた次女は号泣。
結構しっかりとした傷で、すりむくというよりも切ってしまったようだ。
血をみた長女はドン引き。一緒になって泣き出しそうな雰囲気だった。
仕方がないので、バンドエイドを貼ってあげると約束した母。
我が家では多少の傷にはバンドエイドは貼らない。
自分で治せ!と放置しているのだ(だって、バンドエイド高いんだもん)
で、今回のような深い傷にはバンドエイドは貼らず、キズパワーパッドを使用することにしている。
モイストヒーリングという方法でキズが早く治るそうだ。
ただ、このキズパワーパッドは非常にかわいくない。
本当にただのテープのようなものだから、子どもは喜ばない。
そこで我が家の場合はキズパワーパッドに絵を描く。
油性マジックで豪快に絵を描いてそのまま貼るのだ。
ママ友には「荒技」として恐れられているが、子どもは大喜びなのだから関係ない。
今回は自宅に夫がいたので、次女は早速夫にキズを見せて自慢したあと、絵のリクエストをしていた。
「あのね、ミッキーとミニーちゃん♪」次女はさらっと言っているが結構難しい注文だと思う。
案の定、困り果てる夫。
「次女ちゃん、別物のにしたら?」という母の救いの手をはねのけるように「ミニーちゃんとミッキー」しか言わない次女。
仕方なくネットで画像を調べ夫が描いたミッキー&ミニー。
まるで殴られたかのような微妙な表情のミッキーと、豚に呪われたミニーちゃんが完成。
じわじわくる笑いをこらえつつ次女の膝に貼ってみると予想以上の喜びぶり。
もしかして、次女の眼にはミッキー、ミニーってこんな風に移っているのだろうか?
夫の画力も心配だけど、次女の視力も心配になってきた母なのでした。