蛍のおしりはどうして光るの?実際に見に行ってみました♪
梅雨入りしたね~暑いね~と夫と長女とうちわを使いつつ話をしていたある日、次女が珍しく質問をしてきた。
「おかあたん、おしりがひかるのは本を読むからよね?」
???さっぱり意味がわからない???
何故本を読む為におしりを光らせる必要があるのだ?
そもそもおしりは光るのか?
疑問だらけの父と母と長女。
次女は言葉が少ないためか、いつも唐突に質問してくるから困る。
長女のようにずっとしゃべっているのも考えものだが、やっと話した言葉が意味不明というのも困ったものだ。
「え~~っと・・・、お母さんよくわからない。どうしたの?」と次女を見てみると何やら絵本を持っている。
次女が幼稚園で使う大きな絵本なのだがどうやら宿題が出た様子。
無言で絵本を差し出す次女。
そのページには
「蛍のおしりはどうして光るのかな?考えてみよう!」とあり、3択問題が書かれていた。
1食べ物を見つける為
2結婚相手を探す為
3本を読む為
母、腰から砕けそうになる。
今日は土曜日。
次女が本を持って帰ってきたのは木曜日。
この2日、この子は蛍が本を読むと思っていたのかい?
ずっと考えていたのかい?
脳内がメルヘンな幼稚園児にも程がある。
蛍がどうやって本を読むのだ?どんな本なの?
色々と突っ込みたい気持ちを抑えつつ、答えに迷う母。
簡単に「それは違うよ」と言ってのけるのは簡単なこと。
しかし、母も蛍を見たことはない。
見たことも無いくせに本当に「蛍は本を読まない!」と言い切ってしまってもいいものか?
いや、きっと良いんだと思うんだけど、なんだか面白くない。
あれこれと悩む私に夫が一言「今日の夜、蛍見に行く?」
えぇ~~!!今の時代に蛍って見れるんですか?すっごい田舎にいかなければ見れないんじゃないの?
びっくりする私に向かって、「○○で見れるらしいよ!△さんに教えてもらった」と自宅から車で30分程の地名を言う夫。
現在住んでいる地域は程良く田舎。
さすが!車で30分で蛍がいるほどの美しい川があるとは知らなかった。
いつ転勤になるか分からないし、次の地域で蛍が見れるとは限らないので早速見に行ってみることに♪
夕食を終えて20時前に出発!
車で山の奥に入って教えられた場所に行くと、いました!!
暗闇の中にふわ~と浮かぶ無数の光。
とても幻想的で美しく、日本に生まれてよかったなぁ・・・としみじみ感じるどこか懐かしい光。
どうだ、次女、蛍は本を読んでいないだろう?あれは結婚相手を探しているんだよ。
そう言おうと思った母に次女が、「ほたるさん、お尻だけになっちゃったね」と一言。
うん・・・確かにこの暗闇だと蛍本体も見えない。
見えるのはおしりの光のみ。
蛍の黒い本体は暗闇にまぎれてしまって全く見えず。
言葉に詰まる母と爆笑の父。
月曜日、次女は「きっとほたるさんは絵本を読んでいるのだと思うの」と元気に幼稚園へと行ってしまいました。
その後どうなったのか、母は今度先生に聞いてみようと思うのです。